Dino Crisis Wiki
Advertisement

The following interview was published in the 1 July 2003 issue of Famitsu Xbox. It consists of Hiroyuki Kobayashi, Shinji Higuchi and Makoto Kamiya.

Transcript[]

――カプコンがおふたりにCGムービーの制作を依頼した経緯は?
小林    「いい監皙さんがいないですかね」と 我々が捜していたとき、あるCG制作会社から の紹介で、樋口さんをコーディネートしていた だいたんです。ところがタイミング悪く、その ときに樋口さんは映画の撮影に入ろうかとい う時期だったのですが、「給コンテなら受けま すけど」ということで絵コンテをお願いしまし た。で、また監猙さんのお話が苗に浮いてし まったんですけど、「樋口さんの絵コンテを活 かしてくれる監督さんをご存じないですか」と いう話をしたら、神谷さんを紹介していただ いたんです。

樋口    ゲームのCGムービーの仕事自体は初 めてじゃなかったですし。『アーマードコ ア3』でオープニングだけですけどね。そこに、 ゲームといえばカプコンのゲームしかしなか った神谷誠を(笑)。

神谷    じつは、私は子どものころからゲーム って買ったことがなかったんですよ。そんな ゲームの門外漢だったのが、『バイオハザード』 が発売されたときに、「私の大好きなゾンビが 出て、それを銃で繫ちまくる、なんてすてきな ゲームだろう」と(笑)。

――『ディノクライシス』をプレイされたことは?
樋口    私はないんですよ。

神谷    体験版はやりました。そのときの印象 が「『バイオハザード』よりも忙しい」。『バイオ ハザード』のゾンビって、一部を除けば動きが ノロいやつばかりじゃないですか。それなら 対処できるんですけど、年をとってからゲー ムを始めたちので、指が追いつかない。敵の 動きが速すぎてやっつけられないんですよね。 「これは俺にはできん!」と投げ出しちゃって以 来、やつていませんでした。

小林    『ディノクライシス3』のムービーの中 にはあまり戦うシーンってありませんね。

樋口    絵コンテを窗いていて「物足りないな」 という感じがしたんです。それというのも、いよいよ盛り上がってきた、というところで「寸 止めかよ!」ってなるため。でも、「この先どう するの?」という部分は自分でプレイするわ けですから。よく考えると、設計的にはそれ で正しいんです。

神谷    TVアニメでいうところのAパートなん ですね。前振りだけして、CM入って、あとは ゲーム、という。

小林    モーションキャプチャーにも時間がか かったんですけど、その理由が、外人の役者さ んを使ったためなんです。初チャレンジでし たけど。やはり外人の動ぎは、日本人じゃかな わないんですよ。

神谷    初めてカプコンの三上さんにお会いし たときに「日本人と外人は違う」と言われまし て、それがきっかけでしたね。日本人に外人っ ぼい動き……「OH!」とかって肩をすくめたり、 そういうのってできないじゃないですか。私が やるのもインチキだし。だったら外人にやらせ ては?ということに。ところが、外人って日本 人的な^めポーズ”……何かを指差して動きを 止めるとか、そういうのができない。そこは日 本人の役者さんにお願いしましたけど。

樋口    モーションキャプチャーならではです よね。実写でやるなら、どちらかを捨てなき ゃならない。CGムービーの良さです。

――キャラクターもデザイン的にいい味出していますし。'
小林    ジェイコブというキャラは、カプコン で『ビューティフルジョー』や『デビルメイクラ イ』に携わっているディレクターにソックリで。 こんなサングラスかけた変な人なんです。あ と、ゲームキューブの『P.N.03』の主人公ち サングラスしていますね。

――樋口さんの絵コンテってすごいですね。 描き文字まであって。
樋口    樋口さんの絵コンテは、この描き文字などが特徴なので。

小林    大変申し訳なかったのですが、絵コン テをお願いしたときにはシナリオしかなくて、 設定などが一切なかったんですよ。そこを樋口さんにかなりふくらませていただきました。

――怪獣映画と違って、 フルCGで動きを再現するのは大変では?
樋口    質感、スピード感、重量感、すべてうま くいったと思いますね。

神谷    映画制作って、圧倒的に時間がないん です。ここまで時間かけてモノが作れるとい う環境は、映画業界からすると、すごくうらや ましい。

小林    ゲームというのは、作っては壊し、作っ ては壊しのくり返しですからね。一気にはいかないものです。

樋口    その点、映画の場合「これはダメだ。壊 して作り直そう」といっても「いや、とりあえず公開日があるから」とか言われてそのまま出す。そういう"ダメな部分”というのが、映画には残されてしまう。そこにいくと、ゲームというのは出資者とリリースするところが同じなわけだから、それが全部跳ね返ってくる。

小林    自業自得になりますから。

樋口    そう、だからクオリティーが出なかったら、 発売日をズラばしまおう、というのも……。

広報    いや、それはちょっと待ってください。

小林    いま、神谷さんがすこ-くいいこと言ったのになあ(笑)。

――ムービーでぜひ注目してもらいたいところはどこでしょうか?
小林    恐竜の”動き”ですね。

樋口    あとは破片。 オープニングで、 字宙船が撃破されるシーンがあるのですが、 そこの作りこみはかなりすごい。

――ムービーは1回のプレイですべて見ることはできるのですか?
小林    見られます。 分岐はありませんから。

――今回は宇宙が舞台ということで、 ゲームとしての特徴は?
小林    宇宙船に穴が開いたことで、 体が引っ張られて、 穴から船外に吸い出されそうになるシーンがあります。 そこでブースターユニットでジャンプしたりホバリングを駆使したりして脱出を図るのですが、 思わずコントローラーを熱く握ってしまいます。 ほかにも、 無重力状態になって宇宙遊泳しながら探索、 というシーンもあります。

――今回はやはりアクション重視のゲーム内容なのでしょうか?
小林    今回は何が違うって、 ステージが立体的なんです。フル3Dということもありますが、縦方向にも移動できるんです。 飛ばないと行けない場所とかあるんですけど、 何かがスイッチを押したりモノを壊したりしながら、 ピョーンと飛んだり移動したりします。 そしてモノにビョンビョンと飛び移っていくとか。 また、 入るとロックされる部屋があって、 そこでは敵を倒さないと出られなくなっている、 とか。 戦闘をはじめ、 アクション性は高いです。慣れれば大丈夫ですけど、 そうでないときは当初は厳しいかもしれません。

樋口    ”縦方向の動き”って、 いままでのシリーズになかった?

小林    従来は、地面を移動するだけで、ジャンプもできなかったんです。 今回は空間の自由度が高い。 大きい敵に対してホバリングやブーストしながら戦う、これが醍醐味ですね。 今回のいちばんの楽しさは"飛べること"ですから。従来だと地面を這い回りながら恐竜を下から狙っていた。 高所に登って撃つ、というのもありましたが、 今回はみずからが空中から狙える。 スピードにしても"走る"より速く動けるわけですから、恐竜の身体能力にも対抗できます。

――謎解き部分のウェイトは?

小林    “謎解き"といっても、『バイオハザード』のように、 純粋な思考型の謎解きというよりは、アクションによる謎解きばかりです。 何かを撃って仕掛けを動かしたりとか、 モノを順番に動かしてす速く通り抜けたりとか。 アスレチック的な部分が大きい。 1ヵ所にあまり長く留まることはないです。つねに動いて操作している、 という感じになります。

一一大きな恐竜は、 中ボス的に出てくるのでしょうか?
小林    一度きりの登場ではなく、何度も出てきます。 ゲーム当初に登場したリゲルもまた出てきます。

神谷    でも数が多いので、 エリミネイトポイントを稼げるのがうれしい。

小林    神谷さんは、 開発中のロムを非常によくやりこんでくださって (笑)。

一一ゲーム中、 武器の使い分けは頻繁にあるのでしょうか?
小林    武器は1種類だけですが、 3種類のカートリッジで使い分けます。 さらに通常撃ちとため撃ちがありますから、 計6種類。 ワスプも3種類ありますから、 それを組み合わせて戦う。好きなワスプとか出てくると思いますので、 人それぞれでプレイできたら。 相手にする恐竜によっても、 動きのゆつくりな恐竜、 速い恐竜と使い分けるといいと思います。

一一ブースターユニットの使いかたで行ける場所も変わりますか?
小林    ジャンプしてからブーストするか、 ブーストしてからジャンプするかによっても変わりますから。

一一ソニアが途中で操作できるようですが、 全体の割合としては?
小林    ほんのちょっとです。『バイオハザード]でいえばクリスからレベッカくらいでしょうか。3回ほどチェンジします。

神谷    マル秘情報としまして (笑)、 ステージ上に、 タクティカルクレジットが稼げる赤い球が落ちているのですが、 ソニアでプレイしているときにそれを取っちゃうと損します。 あとでパトリックで取りに行けるものなので。

小林    神谷さん、 相当やりこんでる……(笑)。

神谷    その昔、『ディノクライシス]の体験版をやって放り出したのと比べると、 随分やりやすくなっています。 それだけ私のゲームの腕が成長したのかもしれませんが。

――――ゲームのやりこみ要素とかはありますか?
小林    クリアーしたら当然クリアータイムも出ますから、 それを目標にがんばってもらえたら。 開発スタッフに聞いてみると、 早い人なら2時間くらいあれば解けるらしいですけど。

Gallery[]

Advertisement